伊達ルネッサンス塾とは

■地域に飛び出す若者たち

宮城県仙南地域は、以前より山間部を中心に人口減少・高齢化が進み、地区の活動に若者の姿が見られない所も多々ありました。そんな折、2011年には東日本大震災が起こり、沿岸部は津波によって、内陸部は原発事故の影響で大きな被害を受けてしまいます。

そんな仙南地域を何とかしようと、各地で若者が動き出しました。これまで地域で出番のなかった若者たちの登場~伊達ルネッサンスのはじまりです。震災から約2年後、沿岸部の亘理町・山元町・福島県新地町で開催された「まちフェス~伊達ルネッサンス」では、達人たちに混じって多くの若者が活躍しました。

 

■伊達ルネッサンス塾の誕生

その後、復興への新たな段階に入り、若者たちは壁にぶつかります。

「地域で何かにチャレンジしたい」「地域でこんなことをやってみたい」~「でも、何からはじめたらいいの?」

このような想いを持つ若者たちに一歩を踏み出すきっかけをつくりたい、そして各地で活動する人たちが知り合い、ネットワークをつくることで仙南地域の活性化を図りたいと考え、伊達ルネッサンス塾ははじまりました。

伊達ルネッサンス塾はいわゆる「起業塾」とは違い、塾生がめざすゴールは必ずしも起業ではありません。起業にこだわらず、誰でも~子育てママや普通のサラリーマンでも~空いた時間で気軽に無理なく地域づくりに携われるようにと考えました。「自分が地域で何ができるか、何をしたいか」「自分の想いは地域にどのように生かせるのか」を半年間かけて考え、自分なりの地域との関わり方を見つけ出すことが塾生の目標となります。

 

■想いをつなぎ、未来を紡ぐ

これまでの3年間で、計24名の塾生が半年間のプログラムを通して自分の想いをこめた「マイプラン」を深め、まとめ上げてきました。そして卒業後も、マイプランを継続する人、地域の中での役割を模索し続ける人などさまざまですが、それぞれの地域で活躍し続けています。また塾生のみならず、関わっていただいたゲスト、地元の方々、サポーターなど、たくさんの方々が伊達ルネ塾を通してつながることができました。

 

「自分の住む地域をもっと楽しくしたい」「ずっと住み続けたいと思える地域にしたい」。伊達ルネッサンス塾は、そんな皆さんのお越しをお待ちしています。



ビジョン・ミッション

★ビジョン(目指す社会像)

個人の能力や個性を活かして、暮らしたい地域や生きたい未来を自分たちでつくる社会

 

★ミッション(ビジョン実現のために伊達ルネ塾が果たす役割)

自分の想いを形にして、未来に向けてチャレンジする人を育てる

 

★アクション

想いを持つ人がチャレンジできるプログラムの提供

ひとりひとりの想いとチャレンジが連鎖し続ける環境づくり


カリキュラム

カリキュラムは左の図のような全6回構成となっています。

 

1~5回目のセミナーは、地域内外で活躍している実践者や伊達ルネ塾OBをゲストにお迎えしてのお話と、塾生マイプランの発表・ブラッシュアップの2本立てとなります。ゲストのお話やプランに対するアドバイスを参考にしながら、マイプランを追求していきます。またこの間に塾生には、小さなチャレンジを積み重ねて、さらにプランを深めてもらいます。

6回目は最終発表会。約半年間かけて磨き上げてきた塾生のそれぞれのマイプランを地域内外の参加者の前で発表します。

また各回とも、セミナーのあとには交流会を開催し、塾生・参加者・地域の方々がつながる機会を設けます。

 

その他、マイプランのブラッシュアップ会、勉強会などを随時行い、塾生の想いをかたちにするサポートを行います。



伊達ルネッサンス塾 塾長の紹介

尾野 寛明(おの ひろあき)氏

1982年生まれ。学生時代の2001年に東京都文京区でネット古書店を起業し、2006年に本社をまるごと島根県に移転。ITを活用した商店街のまちおこしと、障がい者雇用を目指す古書店を経営している。そのかたわら、全国各地で「地域づくり実践塾」に参画し、子育てママや普通のサラリーマンでも空き時間に気軽に無理なく地域づくりに携われるしくみづくりを行っている。

伊達ルネッサンス塾においては立ち上げから参画し、第1期より塾長を務める。

【主な役職】

・有限会社エコカレッジ 代表取締役(島根県川本町)

・就労継続支援A型事業所エコカレッジ 施設長(島根県雲南市・岡山県井原市)

NPO法人てごねっと石見 副理事長(島根県江津市)

・一般社団法人ふらっとーほく 理事(宮城県山元町)

・島根県中山間地域研究センター 客員研究員

・総務省 地域力創造アドバイザー

・「日本を立て直す100人」(「アエラ」2012年1月2・9日合併号)